日本精神神経学会のガイドラインで認定された性同一性障害の当事者は決して「頭のイカれた気狂い」ではありません!
性同一性障害(GID)当事者のことを「頭のイカれた気狂いじゃん!」って思ってる人は多いと思います。
確かに性同一性障害を語る精神異常者もいるのは事実ですが、正規ガイドラインで認定された性同一性障害当事者の場合は自身の性認識が異なる以外は正常なんです。
何故そう言いきれるのか。
正規のガイドラインに則った診察・問診・テスト・検査を長期にわたって診断するからです。
私は性同一性障害のMTF(身体は男性の心が女性)だと認定されてますので、私を例にしてご説明します。
まず長崎大学付属病気は日本精神神経学会が性同一性障害の診断を認定している病院になってます。
MTFと認定されるには条件があります。
その条件とは・・・
①→「自身の性認識以外に、精神に異常が無いこと」
つまり、俗に言う精神異常者・気狂いで自身を女性だと思い込んでないか?
②→「自身の性認識が先天性であること」
つまり、物心がついた幼い時から自身の性認識に対して違和感を感じていたか?
③→「故意に自身の性認識を女性だと偽って無いこと」
つまり、女装趣味や女性として過ごた方が都合が良いと思って嘘を付いてなか?
④→「脳・遺伝子・DNAの異常が無いこと」
つまり、脳や遺伝子・DNAの異常が原因(染色体異常など)によって自身を女性と主張してないか?
今述べた項目が大まかな性同一性障害(GID)に認定される条件です。
もしも性同一性障害ではないと診断された場合は、①と②は性同一性障害とは別の精神病の可能性が有り、③は単なる嘘つきです。
ただし⓸の場合は身体的な異常になりますので、精神病とは全く別の病名になります。
要は、性同一性障害とは別の病気ではないことを厳く診察し、別の病気でないことが証明されて初めて性同一性障害と認定されるのです。
もちろん嘘発見器とか心理テスト・脳のスキャン・血液検査などありますが、これ以上の詳しい内容を記載すると、性同一性障害当事者以外の人に記事の内容を悪用される可能性があるので、診察内容の説明はこれまでとします。
以上のことをふまえて最終的に日本精神神経学会の審査会にて性同一性障害の当事者であるか?の判断がなされます。
すなわち、正規のガイドラインでよって性同一性障害のMTFであると認定された人は決して「頭のイカれた気狂い」では無く、自身の性認識が女性であること以外は正常な人間であると、精神科のスペシャリストが証明してるんです。
私達、性同一性障害の当事者は正常な常識・判断と行動が出来る普通の人間なんです。