ララ(中々みどり)のブログ

日常の出来事、LGBT関連の特に性同一性障害のMTFの話などを記載していくつもりです。

どうしてLGBTに対する理解が進まないのか?

なぜLGBTに対する理解が進まないのでしょうか?

それは現在、一般の人の周りに「あの人はLGBTだ!」と認識されるLGBT当事者が少ないからです。


ある調査では日本の人口に対するLGBT当事者の割合が7.6%という報告が出てます。

つまり「13人に1人がLGBT当事者」であり「あなたの周りにLGBT当事者が必ず居る」と言ってもおかしくないのです。

でも実際は、LGBT当事者と関わりがあると認識してる人は、ごく僅かだと思います。

それはLGBT当事者の中で、L=レズビアン・G=ゲイ・B=バイセクシャルにあたる殆どの人は普段は、恋愛・性的欲求が発生しない限り、一般の人と全く同じ生活をしているからで、認識出来るはずがありません。

たぶん「私の知り合いにはLGBT当事者はいない」と思ってる人が殆どでしょう。


では一般の人が、LGBT当事者を身近に感じ認識出来るのは何でしょう?


まずはTVに出演されてる「オネエ系」の人達。

1日の放送の中で何かの番組で必ずと言っていいほど出演されてます。

ただ、この「オネエ系」の人達は、番組側の意向や自身の人気度を上げる為、少なからず演出でキャラを作っていて本音で話してることは少ないと思われます。

例えば、「イケメンに群がるオネエ=オネエは全員男好き」というイメージになっちゃいます。


TV以外で直にLGBT当事者を感じることが出来るのは?

それは「オカマバー・ゲイバー・ミックスバー」で、基本にT=トランスジェンダーの人が接客してくれます。

私自身もオカマバーで働いてますが、オカマバーの従業員の殆どがトランスジェンダーのMTFに当たり基本、お客様に笑いを提供してます。

オカマバーに来られるお客様は男女問わず、いろんな職業と年齢の人がいらっしゃいますし、中には LGBT当事者の人も。

その際には必ずと言っていいほど、LGBTに関する質問を受けますので私自身、冗談を交えながら真剣にLGBTの話しをさせて頂いてます。

それでも、まだ「オカマバーに来たの初めて」と言うお客様も多く、また「オカマは苦手だけど、知人に無理矢理連れて来られた」というケースもあるのが現状です。


どうしてLGBTに対する理解が進まないのか?


その答えは、LGBT当事者と認識し接する機会がないため、メディアによるイメージが先行してるからだと私は思います。


みなさんは、どう思いますか?

LGBT関連のメディアでの報道って、今のままで良いの?

今日の夕方、某放送局のニュースでLGBTに関する情報が流されました。


東京で活動してるLGBT支援団体と、LGBT支援者がが運営するカフェ等の取材でした。

ニュースを見られた方も多いかと思いますが、みなさんはどのように感じたでしょうか?


私自身もLGBTと認識してますが、LGBT当事者達のコメントに何か違和感を感じました。


何に違和感を感じたかと言うと、まずは取材を受けた支援団体の人がゲイだったんですが何に疎外感を感じるかに対するコメントで、以前働いてた会社の休憩時間に同僚と話しをする時に「ゲイの友達とバーベキューに行ったよ」という話題を話せなかったって内容でした。

会社のLGBT当事者でもない同僚との会話に、わざわざ「ゲイの友達」と言うことをつけたして主張出来ないと疎外されてるの?「友達とバーベキューに行った」だけじゃ駄目なの?」と頭の中で叫んでました。


それからLGBT当事者が運営してるカフェのオーナーさん何ですが、見た目そのまんま男性で濃ゆいヒゲをたくわえ、ファッション・仕草・言葉遣いも男性そのもの。


ただ出てきた第一声が「私は心が女性です」

自分の耳を疑いました。

それは私がオーナーさんはLGBTの支援者か当事者ならゲイかバイセクシャル、もしくはFTM(MTFの逆)かな?って思ってたからです。


つまり性同一性障害のMTFとの主張ですが、いくら短い報道時間とはいえ、私にはオーナーさんの中にある女性の心を一切感じる出来ませんでした。

いくら生の多様性とはいえ取材に顔出しで出てるのであれば、既にカミングアウトは済ませてるはず。それにLGBTを支援するカフェのオーナーさんなら自分の追い求める女性像に近づこうとしても良いのではないか?

仮にボーイッシュな女性が成りたい女性像なら、せめてヒゲぐらいは剃って目立たなくしないと、LGBT当事者の私でさえ違和感を感じたんだから、LGBT以外の人には到底理解出来るハズがありません。


私は声を大にして言いたい。

「LGBT支援のカフェのオーナーさん、あなたの追い求めてる女性像って、ヒゲを生やした見たまんま男性!なの?」

「本当の女性の中で体毛が濃ゆい人は、その体毛の濃ゆさに悩んでる人ばかりだよ!」

私にはLGBT当事者を語った「ニセモノ」にしか思えませんでした。


これらは取材したメディア側のLGBTに対する関心と知識不足によりますが、それだけまだまだLGBTの理解度が足りないからでしょう。


でもLGBTが世間に理解されない本当の原因は、LGBT当事者にあると思います。

その話は次回、記載したいと思います。


みなさんは、どう感じましたか?

MTF(ニューハーフ)の恋愛対象って男性?

ここからはあえて、MTF=ニューハーフで説明させて頂きます。


前にも述べてますが、ニューハーフの心の性は女性です。

「心が女性なら恋愛対象は男性」となるのが普通ですが、本物の女性でもレズビアン・バイセクシャルの人が存在するのですから、ニューハーフにも恋愛対象が女性・両性の人が居ても不思議じゃないことが分かります。

これはFTM(オナベでニューハーフとは真逆)の人にも言えることです。


実際、ニューハーフの中でもMTFと診断受けてても女性と結婚して子供も居るケースがあります。

これは私達ニューハーフ側から考えると、レズビアンと同じ感覚です。


では、なぜ普通の人が理解し難いのか。

それは、レズ・ゲイ・バイの人は恋愛感情が働かない時、殆どの人が何の支障も無く普通に生活を送ってるので認識されにくいからです。

これがニューハーフになるとオカマバーとかに行かないと接する機会が殆ど無く、世論に影響あるメディアの中でも「オネエは男性が好き!」を演出してる番組か殆どなので、ニューハーフに対するイメージが「ニューハーフは男好き!」固定されちゃってるのが現状です。


ちなみに私の場合、女性は憧れで女友達。

男性は水商売始めてから好きになるようになりました。